2008.05.02 (Fri)

相棒 シーズン6 第12回「狙われた女」

200801 テレビ朝日 水曜21時

*あらすじ*
幸子(鈴木杏樹)への復讐(ふくしゅう)のために向島(正城慎太郎)らが移送車を襲ったことを知った右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、行方を探るが手掛かりすらつかめない。そのころ向島らによって危機に陥っていた幸子は、春麗(メグミ)の機転でピンチを脱出。出頭したくないという春麗に付き合う形で、幸子も逃亡を続ける。やがてアジトを突き止めた伊丹(川原和久)らに向島らは拘束されるが、右京はふと疑問を抱く。1年半で釈放される幸子への復讐が目的の割には、向島らのやり方は手が込み過ぎているのだ。向島らを動かした黒幕がいると考えた右京は刑務所の内部に内通者がいるとにらみ、薫とともに、襲撃された移送車から脱出した刑務官を訪ねる。<yahoo!テレビ>

 

【More】


 向島は幸子を監禁し、春麗は向島の周囲に嘲笑われる。春麗は男たちから銃を奪い、逃走を図るがあえなく失敗。けれどその隙をついて幸子が銃を構え、二人は逃走に成功する。以外にも向島は「行かせてやれ」と追おうとしない。次の瞬間、警察がそのビルを取り囲んだ。
 台湾マフィアへのミスリードを喰らって捜査本部は混乱する一方、特命係は幸子によって救出された刑務官を病院に訪ねた。暴力団組織が捕らえられた報を受けての帰途、杉下は疑問を抱く「この事件そのものに不自然さがある」と。
 なぜ幸子の出所を待たなかった? なぜ組織はこんな手の込んだ襲撃をした?「事実上死に体だった組織……。資金を提供した黒幕がいるのかもしれません」戻りましょう、と二人は病院に取って返す。
 ストレートに「買収された刑務官がいたのでは?」と疑問をぶつける。『疑う刑事・なだめる刑事』を演じる特命係。その上、刑務官が否定すると「良かった!」と大袈裟に喜んでみせる。「雇った側が一番安全なのは、口をふさいでしまうことです」怯える刑務官。
 特命係は刑務官から得た名前・ゴットを持って、捕らえられた向島に対する。「玄関に大金を置かれ、幸子に復讐させてやる、と言われた」だから乗った。祭りだよ、と向島は語る。「幸子は好きにしろ。春麗は放り出せ」そう指示を受けた、と。
 表裏はあざなえる縄のごとし。表の裏と見えた幸子、裏の表となった春麗。春麗を洗い直すとシーネット社という企業が関わった一大麻薬疑惑事件が浮かび上がる。その事件は今、捜査課を離れ監察が引き継いでいる。
 大河内管理官を呼びだした特命係はその事件、シーネット事件との関連を疑う。「シーネット社を操るゴット。組織を雇い、塀の中の春麗を外に出すために幸子を餌に使った。シ社は財布に過ぎない。黒幕は」予想がつく、と杉下は語る。「そうでないことを確認するために捜査している」と大河内は苦い顔。「警察官が二人を狙っているのか」と憤る亀山。
 警察内部にもいるシ社の手先から二人を守るために情報を公開すれば、警察の大不祥事が漏れる。大河内さん、と杉下は囁く。「捜査権を放棄なさい。そうすれば我々がいつものように動きます」
 その頃、既に幸子と春麗は拘束されていた。今まさに殺されようとした時、向島の部下・田村がやって来る。田村が撃たれた隙に女二人は逃走、幸子は杉下に助けを求める。
 二人を捜す悪警官たちは捜査本部にいる仲間に連絡を取っていた。それは特命係の関与を嫌い、検問場所を変えさせた捜査本部の署長だった。再び悪警官に追いつかれ、あわやという時、杉下が飛び込んでくる。なだれ込む捜査陣。
 連行される悪警官は見送る特命係を見る。「なんだよその目は」いい子ぶるな、と悪警官は吐き捨てる。多かれ少なかれ同じようなことをやってるんだろうが。「紙一重なんだよ、俺とここにいるおまえら全員!」
 激する亀山。その背を杉下は強く引いて下がらせた。
「確かに紙一重かも知れません」しかし、と杉下は言う。「その紙一枚を踏み越える人間と越えない人間は、まったく違うんですよ!」
 悪警官は杉下を見なかった。
 署長が、シ社の人間が、逮捕される。取り調べを受けに行く途中で、幸子は春麗とすれ違う。
「本当に生まれ変われるかな?」と春麗は幸子に声をかけた。特命係は春麗の父が、本当に日本に来ていることを告げる。マフィアと手を切り、中華料理店の下働きをして、いつか娘と店を持つ夢を語っている、と。「人は誰でも、生まれ変われるようですよ」
「あなたはいらない人間でも、邪魔な人間でもない。303番」と声をかけた幸子に、春麗は「私の名前は」という。「吉井春麗。春に麗しいと書いて春麗」幸子は笑った。
「私は月本幸子。幸せな子と書いて、幸子よ」今まで互いに番号でしか呼び合っていなかった二人は、それぞれの名前を知って別の道を行く。
 後日談はいつものようにたまきの店で。
 巻き込まれたとはいえ、何らかのペナルティはあるだろうと語り合う。「やっぱり、ついてないってこと?」いいえ、と杉下は言う。「ついている、ついてないではなく、彼女たちは自分たちで切り開く力を手に入れた。なんの心配もいりません」


 * * *


 前回のカシオペアに引き続き、裁判証人ネタ。とゆーか、こっちが2時間スペシャルでも遜色ないよ! それぐらいのどんでんどんでん(笑
 二転三転する状況は込み入って、「黒幕は」というところでちょってついていけなかった(=_=)「察してよ!」という特命係と大河内の会話。ごめん、いまいち悪警官との関わりがわからなかったよ……うー、無念。
 悪警官の正体が分かってからの攻防は、まあ、少し冗漫かな。カッコつけてる台詞が少し臭い「跪け」とか「こんな筋書きはどうだ?」とか。冥土の土産は時代劇のように(笑 いやいや、それが終盤「紙一重」舌戦に至るのだから甘受しよう(^_^
 今回の白眉はやはり、事件が収束を迎えてから。
「紙一重」舌戦、それまで番号でしか呼び合っていなかった二人が名乗りあうシーン。文句なくいいシーン。途中「なんでこの二人、未だに番号で呼びあってんの?」と思ったけど、このシーンに引っ張る伏線だったとは!

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テーマ : 相棒 - ジャンル : テレビ・ラジオ

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